震源断層領域マップ 01 |
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震源断層パラメータの類似スペックデータが連結・リンクする分布範囲(震源断層領域)を地図に重ねてみました。
震源断層領域内で発生したM7.0以上の地震の震源を球で描画しています。 ※類似スペックの分布から求めた震源断層領域は類似スペックデータの広がりを表すもので、個別地震の震源断層面ではありません。 注目した地震のMagが小さくても周辺に類似スペックデータが多ければ大きい領域になり、 逆に、Magが大きくても周辺に類似スペックデータが少ないときは小さい領域になります。
・赤色は、2011年03月11日 東北地方太平洋沖地震の本震(M9.0)系、前震(M7.3)系、北側最大余震(M7.4)系、最大余震(M7.6)系 の震源断層領域です。 ・緑色は、2003年09月26日 十勝沖地震の本震(M8.0)系、最大余震(M7.1)系、余震(2003/09/29 M6.5)系、余震(2003/09/28 M5.2)系 の震源断層領域です。 これら十勝沖の震源断層領域内で、1961年08月12日 釧路沖 M7.2、1973年06月17日 根室半島沖 M7.4が発生しています。 2003年十勝沖地震の最大余震の周辺は類似スペックデータが少ないため、その震源断層領域はMagに比して小さい。 また、この最大余震の近くで1952年03月04日M8.2が発生していますが、連結・リンク条件に合わず類似スペックデータには入っていません。 ・青色は、震源断層領域が広域なデータをグループ化しました。 2019年08月29日 青森沖 M6.1系、2019年04月11日 三陸沖 M6.2系、 2012年06月18日 宮城沖 M6.2系、2020年09月12日 宮城沖 M6.2系、 2011年03月15日 福島沖 M6.2系などです。 この領域内では、2005年08月16日 宮城沖 M7.2が発生しています。 ・水色は、青色の震源断層領域と比べて小さいデータです。 2017年09月27日 岩手沖 M6.1系、2021年03月20日 宮城沖 M7.0系、 2003年11月01日 福島沖 M6.2系、2022年03月16日 福島沖 M7.4系などです。 この領域内では、2011年04月07日 M7.2、2022年03月16日 M7.4が発生しています。 ・黄色は、正断層型の震源断層領域で、 2012年04月13日 いわき沖 M6.0系、2016年11月22日 いわき沖 M7.4系です。 図2はこれらの震源断層領域を横からみたものです。
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