2003年11月01日福島沖逆断層M6.2から断層を探る


2003年11月01日、福島沖で発生した逆断層M6.2に注目して断層領域を探ってみました。
防災科学技術研究所(以下、防災科研といいます)で解析している F-net初動解のデータを使用します。
震源断層面は表1の節面2と推定。図1に位置を描画しました。

表1 注目するデータ
 年月日Mag深さkm節面1節面2備考
Main12003/11/01M6.214(46)7,63,81207,28,108福島沖
深さの値:F-netデータ、()内は一元化データ

図1 注目するデータの位置

[深さ]
図2は、今回使用したデータ(表2)の震源位置を描画したものです。 赤・緑色はF-netデータの深さを使用。青色は一元化データの深さを使用しています。
沖合では深さの差が大きくなっています。

図2 一元化データとF-netデータの深さ

連結・リンク情報
Main1(2003/11/01 M6.2)との連結・リンクの次数が1の類似スペックデータを表2に掲載しています。
類似スペックデータは、Main1の北側に多く分布しています。
※連結・リンク、次数については、「震源断層群とは? 類似スペックのデータ群」を参照

図3 連結・リンク

表2 連結・リンク情報
No年月日Mag深さkm節面1節面2Main1
01 Main12003/11/01M6.214(46)7,63,81207,28,1080
022005/12/21M5.117(44)5,61,74215,32,1161
032008/12/06M5.526(22)21,61,89203,29,911
042008/12/18M5.523(27)21,58,88205,32,931
052009/01/06M5.023(45)26,65,91203,25,881
062011/02/16M5.517(38)19,59,83212,31,1011
072011/02/26M5.217(34)13,61,78218,31,1111
082011/03/10M6.323(17)20,66,86209,24,981
深さの値:防災科研の震源深さ、()内は一元化データの震源深さ

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