2022年03月16日福島沖逆断層M7.4から断層を探る |
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福島沖で発生した2022年03月16日M7.4に注目して断層領域を探ってみます。 防災科学技術研究所(以下、防災科研といいます)で解析している F-net初動解のデータを使用します。 2022/03/16 M7.4は逆断層型で、震源断層面は南東傾斜と推定(表1の節面2)。 図1に位置を描画しました。国土地理院が解析した震源断層面も描画しています。 国土地理院の震源断層面:緯度:37.630、経度:141.395、深さ(上端の左):39.9km、長さ:63.4km、幅:31.7km、走向:14.8°、傾き:46.6°、すべり角:100.7°、Mw:7.31
[深さ] 図2は、今回使用したデータの震源位置を描画したものです。 赤・緑色は防災科研が解析した深さを使用しています。青色は一元化データの深さを使用しています。 一元化データと防災科研の深さの差の平均は約3.6km、最大は8km、最小は0km。
連結・リンク情報 表2では、連結・リンクの次数は最大3まで求めています。 類似スペックデータは、Main1(2022/03/16 M7.4)の北側に分布し、南側には広がっていません。 ※連結・リンク、次数については、「震源断層群とは? 類似スペックのデータ群」を参照
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